溪央荘

 ノンキーズが,その1年間の活動を締め括る場として長くお世話になった渓央荘について,記録に残っているものや,武田が記憶しているものを書き出しました。
 ノンキーズの納会は,1979年が渓林荘,1980年が渓流荘で行った後,1981年から2004年までの24年間連続して渓央荘で行われてきました。1981年といえば,原辰徳がジャイアンツに入団した年であり,スーパー戦隊シリーズでは『太陽戦隊サンバルカン』が放送されていた年にあたります。なお,今回は渓央荘で納会が行われるようになったのがいつからか,ということに絞りましたので,1978年以前については調べていません。
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 ノンキーズの納会は,渓央荘に初めてお世話になった1981年から3年間は11月初めに行っていましたが,それ以降は一部を除き10月第3週もしくは第4週の,金曜日夜から土曜日にかけて行われました。金曜日に仕事を終えて渓央荘に向かう道中は,なぜか雨に降られることが多かった印象があります。
 最初の写真は,納会終了後の土曜日の朝,仕事に向かう前に駐車場から渓央荘の建物を撮影したものです。以降4枚の写真は,2000年納会時のものです。
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 ややカメラをひいて,建物全体です。中央バスの方々の保養所といった施設で,部外者が利用できるものではありませんが,ノンキーズでかつてエースだった笹川雅司・元投手の尽力によって,毎年ありがたく利用させていただきました。
 納会での名場面として武田が記憶しているものでは,別なところにも書きましたが,1995年に佐藤剛・元外野手がパンダの着ぐるみで登場したことと,正確な年は不明ですが,森田吉雄・元外野手が,ちょっとここには書けないモノマネ姿で登場したことがあります。いずれも,まだデジカメが出現する前でしたが,どこかに写真が残っているはずです。しかし前者はともかく,後者は絶対公の場には出せないものでしょう。
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 建物の中,2階の廊下です。左手に入ると洗面所等があります。各部屋に4人から5人が割り振られましたが,就寝の際それがどれだけ守られていたかは,わかりません。
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 上の写真の反対側から見た廊下です。右手奥の部屋が,二次会部屋に当てられることが多かった気がします(調べた限りでは断定できませんでした)。左手奥の部屋は,他と違いやや豪華な作りになっていましたが,ノンキーズでは1993年以降では一度しか使用していません。記憶では,納会参加者が34人に達した1997年のことだったと思います。
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 ここからは2002年度納会時の写真です。1階広間での宴会(一次会)が御開きに近くなった頃,翌年度の監督に就任することが決まっていた渡辺敦中堅手が挨拶をしています。二次会の写真も多数ありますが,やっぱし酔っ払った顔を出すのは,なにかと問題があると考えましたので,掲載いたしません。“深夜にご飯食っちゃった事件”とか“風呂場で寝ていました事件”さらに,撮影した写真が公序良俗に反するとして現像所でプリントされず,それに関してある女性の大物ぶりが話題となった犯罪スレスレの一件など,酔っ払った末のエピソードは,それぞれの記憶にとどめるだけの方がよいでしょう。
 写真の左隅にビール大瓶20本入りのケースが二つ置いてありますが,かつて納会に参加した川田裕之・元外野手が,すべて中みの入ったケース二つを一気に持って運ぶのを見て,驚いたことを思い出しました(武田は非力ですから…)。
 そういえば,一次会のラストに鍋の残りでオジヤを作るのが恒例となっていました。山田投手が始めて以来の伝統とのことで,納会の際マネージャーが忘れてはならないこととして「生卵を用意する」という話を,片野景祐・元外野手から聞いたことがあります。
死体
 醜悪なものを掲載して申し訳ありませんが,武田は,概ね毎年このように死体化しておりました。酒を注入すると甦ります。この写真は,2004年に盛田(当時)奈見中堅手が撮影してくれたものです。
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 朝食の風景です。先に,金曜の道中は雨が多い印象と書きましたが,対照的に土曜の朝は見事に晴れることが多かったと記憶しています。
 渓央荘の朝食といえば,梅干のことを書かぬわけにはいきません。味覚は個人それぞれ違うとは思いますが,武田にとっては,これを食べないと年が越せないというぐらい素晴らしい味の梅干でした。不可抗力の事由で納会を欠席した年には,岡本投手にタッパーを託し,食べない人の梅干を持ち帰ってもらったこともありました。
 この土曜日は,日程的にプロ野球日本シリーズ開幕戦と重なることが多く,武田個人的には,野球シーズンのクライマックスをより強く感じるひと時でした(電王だと,最初から最後までクライマックスですが)。
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 朝食後のロビーの様子です。出勤時間に間に合わせるためには,8時には出発しなければなりません。ただし,土曜休日に当たっている方々は,まだノンビリしています。
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 ロビーから見た風景です。これも,もう見られなくなってしまったのかと思うと,なんとも寂しいものがあります。けっして特別な風景ではありませんが,毎年見ていると,やっぱし愛着がわくものですから。
再掲

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